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原料土の事前処理

重機

原料土の常態を見極める

自走式土質改良機の登場によって、建設現場における建設発生土の処理効率は格段に上昇しました。さらに原料土と添加剤の混合処理を機械内部で行うため周囲に粉塵が発生しにくく、環境への負荷の低下や作業環境の向上にも繋がっています。土質改良に必要な装置がすべて積載されているため、現場への搬入が楽であり、自走するので作業場所への設置も容易です。高速道路の建設や河川の浚渫工事、災害時の復旧工事などにも欠かせない便利な建設機械です。多様な用途に使われる事からもわかるように、様々な土質に対応した土質改良機ですが、その性能を十分に発揮させるためには原料土についていくつか気をつけたい事があります。基本的に土質改良機に原料として投入される土の質については、粘土質から砂礫混じりの土まで幅広く使えます。しかし大きな瓦礫類が土に混入していると、土質改良機の内部で原料土を攪拌する際に、機械のブレードやハンマーの破損につながります。こうしたトラブルを防ぐためには、原料土に混じっている大きな異物を事前に取り除いておく必要があります。目視での除去は難しいので、通常振動篩機などを用いた処理を行います。そのため瓦礫が混じる可能性が高い土壌では、自走式土質改良機と自走式振動篩機を併用するのが一般的な使用方法です。また軟弱土壌の場合、極端に水分量が多い場合には流動性がありすぎて、機械内部での攪拌が出来なくなります。こうした場合には、前処理として水分量を低下させる処理を行う事で土質改良が行えます。処理の方法についてはいくつかあり、原料土から水を強制的に絞り出す脱水処理や、天日や熱風などにて水分を蒸発させる乾燥処理などがあります。